日常の備忘録

おたくの記憶保存場所

ゴールデンカムイに興味を持ったので北海道へ行ってみた 旭川編①

4時間の移動を終えて旭川

旭川は行きたいところが複数あったので、旭川観光用バス乗車券「あさくるパス」を使用しました!*1旭川電気鉄道と道北バスが1日乗り放題になるので、よくバスに乗り間違える私みたいな人間にはもってこいのサービスでした✌️

紙チケットとモバイルチケットが選べるのも便利!*2

 

また、バス以外にもパスの提示で優待特典が受けられる施設もあるので、自分の行動予定と照らし合わせてみると便利だと思います。私の場合は対象施設の旭川市博物館に行く予定があったので、ちょっとお得に入館することができました!

ticket.jorudan.co.jp

1日使ってみて、バスの運転手さんにも「なんだこれ…」と二度見され、博物館でも「これ使う人初めてみた!!!」と感動されたので、あさくるパスあまり普及してないのかな…みんな車使うことの方が多いのかな…と感じました。

 

北鎮記念館

今回の旅行で一番来たかったところ!!!!

入り口にはすずらん灯が設置されていました

https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/hokutin2/top.html

特に気にせず旅行日程を組んだのですが、ちょうど6月〜7月は旧陸軍第七師団特集イベントが開催されていました!

 

中に入るとまず右手に将校用行李の展示

樺太編で鯉登少尉が月島軍曹に「こんなに持っていけませんよ、置いていきなさい」と注意されていたやつ…!あとこれにチカパシとリュウ入ってた…!と初っ端から感動しました。

 

入館手続きを終えると、自衛官の方にお声がけいただき館内を案内してもらえることに!30分コースか60分コースどちらかとのことだったので、お言葉に甘えて60分…案内を独り占めでした。

ゴールデンカムイが好きなことをお話ししていたので、解説に漫画の内容や考察なども盛り込んでいただけて非常に満足度が高かったです😭

60分説明していただいた後に、自分自身で好きなところをじっくり見たり、写真を撮ったりお土産を吟味したりしたので、滞在時間は2時間半くらいでした!

 

載せたい写真がありすぎるので厳選していくつか…

 

まず特集イベントに展示してあった軍服、軍刀、三八式歩兵銃

鶴見中尉っぽい陸軍少将服に尾形や宇佐美っぽい上等兵軍服(腕の線が3本!)

鯉登少尉が着ていた日露戦争後のカーキ色の軍服(三八式軍衣?)に、樺太編っぽい冬装備!

野田先生の描かれた第七師団、月島軍曹役の竹本さんの色紙やコラボ商品、最終話のヤンジャンも飾ってありました。この白い恋人欲しい…

 

「谷垣ニシパの村田猟銃と土方さんのウィンチェスター銃ですよ〜」「これは恐らく偶然ですが尾形さんの軍隊手帳です…」って案内していただいた展示。オタク向け解説🙏

 

「お名前が関連あるのでは…?」と教えていただいた、鯉登さん、宇佐美さん、勇作さんのお写真と肖像画。最後の師団長が鯉登さんなのは知っていたけど、他の方のお名前まで注目できていなかったので驚きでした。

 

大正2年当時の旧陸軍第七師団の図 

「当時気球船があったかは定かではないけれど、気球があった位置が恐らく練兵場のあたりで、第27聯隊の建物がモニター右上の位置なのでなんとなくどの経路で動いたかがわかると思います!」と教えていただいたところ!自分一人じゃ絶対に気づけなかった!!

「だとしたら杉元は撃たれた状態で結構な距離走ったんですね…」「そうなんですよ。さすが不死身の杉元です…」と隊員さんと会話しながら眺めて来ました😂

 

他にも、どっかの薩摩隼人が米粒のりで自分の写真貼っている様子がチラついたり、狙撃優秀者の木杯に思いを馳せてみたり

 

海軍の展示もありました!鯉登パパ…兄さぁ…

 

その他にも旭川の町の歴史や、第二次世界大戦の時期のもの、現在の陸上自衛隊の活動の様子も案内していただき、大変ためになる時間を過ごすことができました。まだまだ載せたい写真やエピソードがあるので、興味がある方はぜひ一度足を運んでみて欲しいです。

 

展示見て案内までしていただいたのに無料…お金落とすチャンスはお土産屋さんしかない!!ということで、第七師團司令部 購買部では旭豆とクマさんの隊服やらなんやら色々購入!

売り場の方から「もしやご存知で…?」と聞かれたので「存じ上げております…神居古潭の土方さんのやつですよね?」「流石です!こちらからご案内するまでもなかったですね!」と謎のやりとりをして来ました。館内の方全員オタクに優しすぎる。

迷子になりやすいからと、護国神社の国境標石の場所も案内していただきました。最後まで親切🙏

 

せっかくなので帰りにアクリル鯉登少尉と北鎮記念館📷

 

北海道護国神社

www.hokkaido-gokoku.org

 

樺太国境標石の原寸レプリカがあるとのことで行ってきました。

北鎮記念館の方に教えていただいたにも関わらず、ちょっと迷子になった😂

漫画内では上の部分だけ描かれていた国境標石

 

境内には南樺太と北海道を象った池や水琴窟も!お水を注いで綺麗な音を聞いてきました。いくら九州より涼しいとはいえ、夏日だったので涼しげな気持ちに😌

 

ちょっとびっくりしたのが7月なのに紫陽花があること!同じ日本でもこんなに違うものか…と気温以外の点で気づきを得ました。今年は地元の神社の花手水を見に行けなかったのでラッキー✌️

 

旭川でまだまだ行ったところはあるのですが、思いのほか文字数が多くなってしまったので一旦ここまで。また博物館と偕行社については後日アップします。

 

*1:美瑛や富良野まで行く人はかみくるパスがいいかも

*2:紙チケットは窓口購入、モバイルはジョルダンアプリが必要

ゴールデンカムイに興味を持ったので北海道へ行ってみた 網走編

1日目に新千歳空港から女満別空港まで飛行機で移動。北海道広い…

夕飯でいただいたサクラマスがすごく美味しくて感動しました。

 

博物館 網走監獄

www.kangoku.jp

翌日、朝から網走監獄へ

観光施設めぐり*1バスに乗るのが一番かなと思います。私は乗り損ねたので、天都山入り口*2から歩きました。

距離はそこそこあったけど、道中に白樺の木があったり、地元ではなかなか見ることができない鹿の道路標識があったりと探検みたいで楽しかったです。

正門

着いた瞬間「うわー!見たことある!!」ってなりました。

向かって右側にいる人形がリアルで、しばらく本物の人間と思ってました。

庁舎

中は北海道開拓の歴史や文化財の見どころの展示コーナーになっていて、典獄が語るムービー上映もありました。また、ミュージアムショップにもなっていてお土産の購入もできます。

ゴールデンカムイのコラボお土産も豊富でした。コラボ商品を購入したい場合は、外の物産館よりこちらの方がいいかもしれません。

そして色紙やポスターも!錦鯉のお二人のサインもあったので撮影してきました。



旧網走刑務所 職員官舎

門倉さんの宿舎です。中も見学ができました!

休憩スペースにもなっていてゆっくり過ごすことができます。

 

刑務所水門

舎房及び中央見張所

作中でもお馴染みの五翼放射状平屋舎房です。

個人的にここが見たくて来たと言っても過言ではないので滞在時間が長かったように思います。

門倉さんがいた中央見張

杉元たちが侵入した第四舎 第六十六房

脱獄王もいました

ミニ展示企画として、”二人の脱獄王”こと西川寅吉と白鳥由栄の脱獄の手口の資料も展示してありました。手錠を破壊するほどの怪力… 白鳥由栄の肉声も聞くことができました。

 

独立型独居房

白石が入ってた懲罰房はこんな感じだったのかな

 

教誨

白石とシスター宮沢の邂逅、土方と犬童の死闘を思い出しながら見学しました。

正門から入ってすぐ右手に見えてたけど、マップの順路的には一番最後だったのでグッと堪えるのが大変でした…

 

高見櫓

駐車場の奥の方にあったので、遠くから眺める感じでした。尾形の狙撃能力の高さを実感。

 
監獄食堂

ここでは現在の網走刑務所のメニューを食べることができます。せっかくなので監獄食Bのホッケ定食を食べて来ました!ホッケは身が厚く、フキも大きくて食べ応えがありました。むぎご飯は学校給食を思い出す…

監獄食以外にもロコモコ丼などもあったので、また行く機会があれば別のものも食べてみたいと思います。

 

ピックアップした所以外にもたくさんの展示施設があり、監獄歴史館では中央道路の開削の様子や、網走監獄の歴史について知ることができました。(年表に大沢房次郎<海賊房次郎>の名前があって おっ!となった)

所要時間はご飯まで食べて2時間半〜3時間でした。

 

北方民族博物館

hoppohm.org

博物館網走監獄から、観光施設めぐりバスで行くことができます。博物館網走監獄から7分、JR網走駅から14分程度です。

外観がスタイリッシュでした△

 

常設展示室

5つのエリアで構成され、衣食住や狩猟、移動手段や生業、精神世界などの展示を見ることができます。

入り口でQRコードを読み取り、自身が持っている端末で音声ガイドを聞くことができるため、イヤホンを持っていったほうがいいです!!!解説があるのとないので満足度に差がつく!展示ごとに番号がふってあるので、ガイド操作も迷うことなく実施できました。

 

装う/着る

装身具や衣服の展示では耳飾りや首飾り、タバコに関連するものなど多数展示してありました。耳飾りはアシㇼパさんのものと似てるなと思ったのですが、サハリンアイヌのものなのでちょっと違うのかな…? 

作中でも出てきたウイルタの洋服や北海道アイヌのアットゥㇱもありました。 ニブフの前かけの色味がエノノカちゃんっぽくて可愛かった!


この2着の色使いがとても好き。

 

食べる/移動する

さじだけでも民族によって違いがたくさんあって、見ていて楽しかったです。

モス食べて「もす!うふふ…」の時のこね鉢

イヌ橇とトナカイ橇

狩猟(モノ作り)/儀式

アシㇼパさんはこんな弓矢を使ってたのかな…とか、こんな感じの矢筒に入れて五稜郭を駆けていたのかなと思うとグッときました。アマッポはこんなのが刺さったらただでさえ痛そうなのに、これにニリンソウの毒が塗られていたらとんでもないなと思いました。痛そう…

マキリは女性用のほうが装飾が細かかったり、ウイルタの物にはトナカイの彫刻がしてあったりと、違いがたくさんあって興味深かったです。ファンブックに記載のあったウロコ彫の話を思い出しながら見ました。

クマ送りに関しては、飼いクマ型のクマ送りの様子が写真で展示してあったので、漫画で読んだ時よりより一層イメージが深まった気がしました。さまざまな時代のクマの像の展示も、形が色々あって面白かったです。

ウイルタのお守り色々と、ナーナイのトラ!実物を見てもやっぱり トラ…?ってなりました 笑

 

他にも興味深い展示がまだまだたくさんありました。実際にムックリを演奏やアザラシの狩猟の様子の映像、検索ボックスで音声を聞くことができたりと非常に勉強になりました。

網走監獄まで来た際は少し足を伸ばしてみてください!

 

本当はこの後オホーツク流氷館にも行きたかったけれど、バスと電車の時間がうまくいかなかったので諦めました… また網走に行くことがあったらぜひ行ってみたいです!

 

その後は特急オホーツクで旭川へ!約4時間の旅路が不安で映画をダウンロードしてたのに、景色見てたらいつの間に旭川に。夏の景色も楽しかったので、いつか冬にかぶりつきシートで雪景色を見てみたい…

 

旭川編と札幌編ものんびりまとめていきます

 

*1:時期によって運行状況が変わるようなので要確認

*2:刑務所前で降りると現在の網走刑務所から歩くことになるので要注意

ゴールデンカムイに興味を持ったので北海道へ行ってみた 序

タイトルの通りです。

自分自身の備忘録のために経緯から書いておこうと思います。

 

ゴールデンカムイの知識自体は、登場人物の名前と北海道が舞台だということ、あとはよく見るゲーム実況者が「チタタプ」「ヒンナ」「◯◯ニシパ」というワードを多用していたので、言葉だけなんとなく知っている程度でした。(今考えるとアルセウス実況で聞いていいワードじゃないな…?)

 

完結にあたっての無料公開、公開期間が延長されたことを知り、「せっかくなので読んでみよう!」と思ってからの沼落ちが人生最速だったように感じます。

当時は複数回、深夜に谷垣ニシパへ思いを馳せていたらしいです。

ニートだったこともあり約1日で読み終えてますね。

 

ここからアニメを1〜3期まで一気に見て、気がついたら単行本が手元に29冊ありました。

 

じわじわと北海道へ行ってみたいなという気持ちが高まるも、金銭面的に「今無職だしな…」という気持ちからなかなか踏み切れずにいました。(まずは割と近い距離にある鯉登少尉の出生地 鹿児島へなら行けそうと計画していた)

そんな時にふと思い出したメインで使っているJALカードの存在。確認してみるといつの間にかイギリス往復できるくらいマイルが貯まってたので、速攻旅程を組み特典航空券で飛行機を予約。正直この瞬間は仕事をしていた時より頭の回転が早かったと思います。

 

出発まで少し期間があったので、とりあえずスーシュカを作ってみたり、30巻全部読み直したり、映画「八甲田山」を見てみたり、おひるねこを捕まえに行ったり…と気持ちを高めておきました。

 

1人でレンタカーは不安だったので、公共交通機関使用縛りで網走・旭川・札幌へ!

小樽と函館はまたいつか計画していこうと思います。